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SpeeeからA1Aに転職しました

2019-11-01

2019年10月31日付けで株式会社Speeeを退職し、11月から新しい会社に転職する運びとなりましたので、いわゆる転職エントリというやつです。


なにをしてたか(Speee編)

2013年の6月から、6年ぐらい、株式会社Speeeでソフトウェアエンジニアをしていました。
ソフトウェアエンジニアというとすごいざっくりしていますが、色々やってたので・・・

イエウール立ち上げ

入社して半年ぐらい当時の既存事業の手伝いをしたのち、イエウールという新規事業の立ち上げを担当しました。

イエウール(ieul.jp)は不動産一括査定メディアで、いわゆるThe BtoBtoCメディアです。当初は3人(事業責任者、営業、僕)でスタートしました。

当時SpeeeはJavaとPHPの会社だったので、toCサイトをPHPで、toBサイトと社内運用ツールをJavaで作りました。PHPはほとんど知識ない状態だったのでしんどかったですね。Javaはそこそこ知っていたので、「Java8に速攻で上げたらSpringが動かなくなったのでjarを解凍して一部のclassファイルを差し替えて動かす」というようなヤンチャなことをしていました。

なんやかんや、ここでは書ききれないぐらいいろんなことを乗り越え、単月黒字、構成員30人ぐらい(?)のところまで持っていきました。開発チームも多少増減しましたが、プロパー2,3人+業務委託2,3人(デザイナー含)程度のチームをリードしていました。

Speee開発組織改革

時期的にはイエウールに携わっていた時期とかぶりますが、ちょうどその頃にSpeee開発組織改革を行ないました。詳しくはSpeee DEVELOPER BLOGの記事に書いてあります。

僕はこの開発組織改革を主体的に起こす立場というよりは、現場エンジニアのリード兼ロールモデルのような立ち位置に立ってきました。記事にある「サーバサイドスペシャリスト」ってやつです。SpeeeがRuby開発できるようにするために、コーディングスタイル作ったり各プロジェクトにコードレビューに入ったりカンファレンスのスポンサーセッションで喋ったりエンジニア評価に携わったり採用面接に出まくったり、いろいろやりました。

Speeeのことをご存知の方であれば、学習用に個人のAWSやGCPの費用を月1万円補助する福利厚生の話を聞いたことがあるかもしれません。この制度を是澤さんに提案したのは、この頃僕がやった良い仕事の1つですw

医療事業立ち上げ

イエウールが形になった後、医療事業部に移動して、新規プロダクトの開発に携わりました。CLINIC BOARDクリニック経営支援SaaS(今は運営会社が変わっています)を、プロトタイピングからローンチまでやりました。

toB SaaSでもUXは重要という認識のもと、frontにはこだわるという方針で開発していました。2016年ぐらいだったと思いますが、ReactでSPAにしつつ、グラフ部分はD3.jsに移譲してReactComponentとしてラップするというチャレンジをしていました。

UZOUの1→10フェーズ

医療事業ののち、UZOU(uzou.jp)というネイティブアドプラットフォームを運営する事業に異動しました。システム観点だと、イエウールやCLINIC BOARDとは違い、Go+Aerospikeで高トラフィック低レスポンスを目指すシステムです。

UZOUはサービス開始してからしばらく経ったタイミングでのJOINで、システムを止めるわけには行かないが、立ち上げフェーズをKIAIで乗り切ってきたからシステム上は怪しいところもちょいちょいあるという状態でした。

いくつかの、プロダクションクオリティに達していなかったサブシステムを整備し直したり、Aerospikeのバージョンアップや監視体制構築などの運用をしたりしました。

Speeeという会社に勤めてみて

というわけで、黒崎ビルの1フロアで100人ぐらいだった頃から5フロアになるまで、そこそこ古参になるまでSpeeeで働きました。僕からみて、今のSpeeeという会社はこんな会社です。

  • 売上・利益を上げるのが上手い
    • 十分な報酬だったり、良い開発環境、福利厚生の恩恵を得られます
    • もちろん、これまでSpeeeの事業を築き上げてきた人たち・今がんばっている人たちのおかげであり、彼らに対するリスペクトや、恩恵を活かして自分がより大きな成果を出す責任を忘れたらオシマイです
  • 人数規模の割に、たくさんの事業をもっている
    • 1つのプロダクトを担当するエンジニアは多くはないです(ピザ2枚で足りる)
      • なので、広い範囲の責任と裁量を担うことができます
      • しかし裏返すと、エンジニア不足とも言えます
    • となりの事業では、自分とは全く違う技術的課題と向き合っています
      • となりの事業のエンジニアの話を聞いて、他人の学びを自分の学びにアドオンしていくことができます
      • もちろんソースコードレベルで見ることができます
      • 事業を超えたエンジニアランチが定例化していたりもします
    • 異動を通じて、事業に閉じずに経験を積み重ねることができます
      • 僕がその典型例だったりします
  • 優秀なエンジニアが社内にいる
    • Slackの #eng チャンネルに投げれば、課題が解決したり、面白い議論が展開されたりします
    • VPoEの大場さんはじめ、彼らはみんなの味方になってくれるので、とても心強いです

なので、例えば「事業創造を通じてビジネス課題も技術的課題も解決していく経験を積み重ねながら、エンジニアとしてステップアップしたい」と思ったら、Speeeは最高のフィールドなんじゃないでしょうか。

もしこれを読んでいる方で興味がありましたら、ぜひSpeeeの門を叩いてみてください。

Speee Engineer Recruiting Site
https://www.engineer.speee.jp/

ちなみに余談ですが、Speeeは社内婚率が結構高いですたぶん。

かくいう僕もSpeeeで嫁ゲットしたわけですが、結婚後も安心してSpeeeで仕事を続けてもらえるぐらい、Speeeは女性が働きやすい会社でもあると思います。


なにをしてたか(ミラティブ編)

Speeeは副業が許可されており、僕も2018年の夏から、副業として、株式会社ミラティブで週1業務委託として働いていました。Mirrativは、スマホで簡単にアバターを使ったゲーム実況配信ができる、という土台の上に構築されたコミュニケーションプラットフォームです。

ドtoC+ネイティブアプリという、Speeeとは完全に毛色の違う分野で勉強させてもらいながら開発をしていました。楽天に勤めていた頃の上司である加藤さんに紹介をいただき、お仕事をいただいたという次第です。

Speee編に書いてあるとおり僕の経歴は完全にサーバサイドなのですが、「成果はサーバサイドで出すんで、iOS/Androidも勉強しながらやらせてほしい(その代わり単価安めでもいいんで)」と、CEO赤川さんCTO夏さんにお願いして、両側にまたがる要件をもらって開発に携わらせてもらいました(感謝。

僕がいた1年でもものすごいスピードで成長しているにも関わらず、赤川さんは更に未来のビジョンを描いていてしかも現場も本気でその実現に向かって走っているというエキサイティングな会社です。

株式会社ミラティブ 採用候補者様への手紙
https://speakerdeck.com/hr_team/mirrativ-letter

僕は次の本業の会社にフルコミットするために一旦ミラティブとの契約は停止してしまうのですが、この手紙を読んで興味を持ったら、ぜひミラティブの採用に声をかけてみてください。


これからなにをするのか

11月から、A1A株式会社というところで、BtoB SaaSの開発をします。プロダクトの性質的にはCLINIC BOARDに近く、事業ドメインがとても複雑な領域で、BtoB SaaSを通じて企業の支援をします。

ミラティブでtoCサービスに携わらせていただき、toCサービスはやっぱ楽しいな、と感じました。しかし、自分が得意なことはやっぱりtoBなのかな、とも同時に感じました。ユーザがビジネスとしてプロダクトと向き合ってくれるからこそ、プロダクトに対して真剣に向き合ってくれるしお金も動きます。僕はエンジニアとして、その期待を超える価値をプロダクトを通じて提供するため、あらゆることをしていきます。

というわけで、今日入社なのですが、人が足りないので助けてくださいw

A1A株式会社採用ページ - wantedly
https://www.wantedly.com/companies/a1a

※ もしくは直接DMください

ちなみに今の所A1Aの気に入らないところが1つあって、「Speee」もタイピングのしにくさが異常だと思っていたのですが、Speeeが可愛く見えるレベルで「A1A」はタイプしにくいです。


最後に

というわけで恒例のリストおいておきます。

ほしい物リスト - amazon.co.jp
https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/2KY6O6T2Y71SX?ref_=wl_share

あと、飲みに行きましょう。

■ 2019-11-03 追記

こちらのほしい物リストに不備がありました。ほしい物リストより注文をいただいた方は、以下のページをご覧ください。

お詫び - 2019-11-03